🌈わんわんサポートスタッフ【つくね君】が旅立ちました…。

いつも当院をご利用いただき誠にありがとうございます。

新年のご挨拶をしたばかりですが、大変残念なお知らせをお伝えしなければなりません。

 

この度、当院のスタッフ犬であり、皆様にも愛されてきた【つくね君】が、

病気の為1月4日15:30息を引き取りました。13歳10ヶ月でした。

受付の後ろから、ちょこっと顔を出していたケアーンテリアの男の子です。

皆様に愛され多くの笑顔をもたらしてくれました。

私達スタッフ一同も大変残念で仕方ありません。

深い悲しみと共につくね君との思い出、つくね君に教えてもらった事を大切にしていきたいと思っております。

そして皆様にご愛顧いただいた事に感謝しつつ、一層動物病院の獣医療向上に努めてまいりたいと思います。

どうか、つくね君を心の中で偲んでいただけると幸いです。

 

つくね君に会えるのを楽しみにしてくれていたお子様やワンちゃん達、もう会えなくなってしまってごめんね。

つくね君と一緒にリハビリ頑張っていたソラちゃん、コリク君、お空で待っててね。

つくね君をお手本にしてくれたパピーちゃん達、他のワンちゃんとも仲良くなれるように頑張ろうね。

 

🐶つくね君(つっくん)のご紹介

 

皮膚や腸が元々弱かったケアーンテリアの【つっくん】は7年前5歳の時、

当院スタッフに引き取られ、彼女と一緒に通勤し、アミカルのアイドル的存在となりました。

性格はマイペース。

パートナーの小野寺さんしか目に入らない様子でした。

食いしん坊でご飯もらえるなら、何でも出来る芸達者な子です。

 

定期検診で食餌アレルギー、アトピー性皮膚炎、蛋白漏出性腸症、関節疾患、徐脈性不整脈、胆嚢粘液嚢腫などの異常も見つかって、薬物療法、処方食療法、体重管理、メディカルトリミング、腸活など皮膚や腸に良いとされる事を何でも挑戦してきました。

4年前に低悪性度の腸のリンパ腫と診断されてからは、さらにメンテナンスを欠かさずに管理し、最近では漢方薬での補完療法も取り入れていました。

すると、2、3年は本当に調子が良くなり、穏やかで賑やかな日々が過ぎていき、

病気のワンちゃんを応援する立場になっていました。

 

しかし昨年8月…

突発性の肺水腫で一時心拍停止状態から、懸命の看病の末、奇跡的に復活しました。

ICUでの入院生活を経て、また受付の後ろから、ひょこっとお顔も見せてくれましたね。

しかしながら徐々に状態を維持する事がかなり困難になり、アミカルスタッフ全員でフォローし

4か月間投薬治療を頑張ってきました。最後は食餌介護が必要な状態でした。

 

年が明け…

1月4日に自宅で心肺停止となり、蘇生を試みましたが残念ながら息を引き取りました。

最後まで寝たきりではなく、当日も自分でお水を飲んだりトイレにも行っていたそうです。

本当に偉かったです。

つっくん本犬も最後まで幸せだったにちがいありません。

大好きな人と暮らし、時々他のワンちゃんに兄貴風をふかし、

院長から仕事終わりのご褒美を大興奮で頬張り、シッポをピーン！と立てながら

ルンルンでお家に帰って行く姿は忘れられません。

 

なぜ、この子はこんなに病気だらけだったのでしょうか。

話によると、引き取られるまでの生活環境、食餌内容は恵まれず、医療も充分でなかったようです。

遺伝的な要因もあるかもしれませんが、

【育った環境、食餌、充分な愛情、医療】

が整っていれば、こんなにたくさんの病気で苦労しなくてもよかったかもしれません。

 

なので…

環境に恵まれなかった里親募集中保護犬さんが、

愛情ある環境を与えてくれる新しい家族が見つかり、

当院に健康診断で来院されると、

その少しホッとしたようなお顔を見て、

 

我々は『ああ〜良かったなぁ』

 

と思ってしまうのです。

 

最後に…

つっくん、たくさんありがとう。

そして、楽しかったね。

つっくんに教わった事、ずっと忘れないよ。

どうか安らかに。

 

アミカル動物病院

スタッフ一同

※写真は亡くなる2日前治療の後、カッコよくポーズを決めたつっくんです🤳