フィラリア予防期間が8回に！(飲み薬)

犬フィラリア症は…犬の心臓や肺動脈に寄生するフィラリア(犬糸状虫)という寄生虫が原因で発症する病気です。蚊によって媒介されるため、蚊の活動する季節に特に注意が必要です。

フィラリア症の症状には咳、呼吸困難、食欲不振、元気消失などあります。

一度寄生すると肺、心臓、血管へのダメージが大きく、大切な愛犬の命が危険にさらされる病気です。

 

だから…正しい知識を持って予防する事が大切なのです。

 

昭和の世代の中には、幼少期に飼っていた愛犬をフィラリアで亡くした経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

当初と比べて、現在はおやつタイプの予防薬も出来て簡単に予防できるようになりました。

 

『あー、あの5月から11月に飲ませるお薬でしょ⁈』って、愛犬家なら誰でも知っている薬です。

 

近年地球温暖化の影響で気温が上がり、蚊の生息期間が長くなる傾向にあります。

特に2024年は4〜12月まで蚊が出ていた所もあり、フィラリア予防薬の投与期間もそれに合わせて見直す事が提唱され始めています。

 

【2025年　南関東は5月上旬から12月までの年8回が基本】HDUの考え方より

 

この考え方を当院も推奨します。

 

なお今年の🌸アミカル動物病院　春の予防キャンペーン(4/1〜6/30)は、

 

◼️昨年通り7回予防のまとめ割◼️

【5〜11月下旬】7回分10%OFF

 

◼️NEW❗️8回予防のまとめ割◼️

【5~12月上旬】通常料金7回分プラス1回無料

 

をご用意しております。

 

1回分当たりの料金で換算すると…

8回分の方が少しお得🉐になるよう設定しております。

 

フィラリア予防薬は『昨年の予防がうまく出来ていて、フィラリアが寄生していない事』

を獣医師が血液検査で確認してから処方する事が薬事法で決まっております(要指示薬)。

 

もしも、毎月飲ませられなくてフィラリアが寄生しまった犬に、昨年の飲み残しがあるから‥

と検査なしに勝手に投薬してしまうと、それこそ大変な事になってしまうのです。

つまり血管内にいる多くのミクロフィラリアが薬の影響で死滅してしまい、急激に血管内に異物が産生されるため、犬の体内で激しいアレルギー反応が起こってしまうのです。

 

ワンちゃんの具合の悪い理由が、まさかフィラリアが寄生している犬にフィラリア予防薬を飲ませた‥とは我々獣医師もすぐには思いつきませんから、皆さん覚えておいて下さい。

 

フィラリア予防薬は、『蚊が出てから1ヶ月後〜蚊が出なくなって1~2ヶ月先まで月に1回飲ませる』お薬です。飲み残しが無いよう充分気をつけましょう！

 

毎月の投薬を忘れてしまう方は1年間予防できる注射もありますのでご相談下さい。

(当院では接種時期が1月~4月頃で予定終了となっています。)

 

アミカル動物病院(町田市／動物病院)

獣医師　鷺坂三香子