犬猫のつめ切りってどうして必要?動物病院の専門家に聞いてみた!
2024/05/20
大切なペットさんの健康管理には様々なものがありますが。その中でも、つめ切りは必要な日常ケアの一つです。ではなぜつめ切りが必要なのでしょうか?
目次
犬猫のつめ切りって必要なの?
犬や猫の爪は、日々自然に磨り減っていくので、犬猫のつめ切りは必ずしも必要ではないケースもあります。
しかし、うまくすり減らずに伸びてしまっている部分があると、散歩や遊びなどで地面やアスファルト、家具やマットなどに引っかかって根元から折れてしまうなどのケガをすることもあります。
また、爪が伸びすぎると、肉球に爪が刺さってしまい痛みを感じたり、足指の異常が起こったりすることもあります。さらに、爪が伸びすぎると、指の曲がり角度が変化し、歩行中の負荷が変わることもあります。
そのため、ペットさんの健康を守るために、適切な長さに維持するためのつめ切りは必要です。ただし、正しい方法で行わないとお互いにケガをしたり、精神的ストレスを与えたりする可能性があります。
自分で切ってもいいの?それとも専門家に任せた方がいいの?
爪には血管と神経があります。血管まで切ってしまうと出血してしまうことがあります。
自分で爪を切る場合には、血管から遠い箇所の爪が白くなる部分そ少しずつ切るようにしましょう。また、つめ切りの使い方にも慣れている必要があります。
しかし、初めてつめ切りをする場合や、犬種によって爪の形状が異なる場合や、ペットさんがものすごく嫌がってしまうなど、不安がある場合は、動物病院で切ってもらう方が安心です。また、伸びすぎてすでに肉球に刺さってしまっている場合や、爪が変形している場合にも、専門家に任せることをおすすめします。
当院では、つめ切りなどの日常ケアも承っておりますので、お気軽にご相談ください。
誤ったつめの切り方でどんな危険があるの?
つめ切りは、ペットさんの健康にとって非常に重要なケアの一つですが、誤った方法で行うと危険が生じることもあります。
例えば、つめを切りすぎてしまうと、血管や神経に傷をつけることがあります。これは非常に痛みを感じることに加え、犬や猫は爪の痛みを我慢するようになることがありますので、適切な方法で切ることが大切です。つめ切りに慣れていない場合は、動物病院やトリミングサロンに相談することをお勧めします。
また、ペットの爪は、人間の爪と同様に成長します。爪が伸びすぎると、歩行に支障が出たり、痛みや感染症を引き起こすこともありますので、定期的なケアが必要です。
つめ切りはどのくらいの頻度で行うべき?
一般的には、ペットの種類や生活環境、年齢、運動量、全身の栄養状態によって変わってきます。その子によって伸びるスピードや、すり減るスピードが変わってくるためです。
例えば、お散歩が少ないワンちゃんや、室内飼いの猫ちゃんであれば、すり減ることがないため伸びやすかったり、比較的頻繁につめ切りが必要になります。
また、老齢のペットや運動不足の場合にも、爪が伸びがちなため、定期的なケアが必要です。一般的には、1か月~1か月半程度の間隔でつめ切りを行うことが適切とされています。ただし、ペットによっては過敏に反応してしまう場合もあるため、獣医師に相談し、その子にあった間隔でつめ切りを行うことが大切です。